2012.06.18

平成２４年度 石狩川水系幾春別川水防公開演習の開催！

　平成２４年６月１６日（土）、岩見沢市北村地区河川防災ステーションにて、石狩川水系幾春別川水防公開演習が開催されました。

　この演習は、洪水に備え、水防機関の密接な連携と水防技術の向上、並びに水防意識の高揚を図るとともに、水防に対する地域住民の理解と協力を求めることを目的としています。
　行政機関から協力要請を受け、空知建設業協会では水防工法訓練の水防隊として公開演習に参加致しました。

　演習にて実施された水防工法訓練は、大きく分けて３種類あり、
　１．深掘れ対策工法（木流し工、シート張り工、根固めブロック投入工）
　２．水漏れ対策工法（月の輪工、釜段工）
　３．水のあふれ対策工法（積土のう工、改良積土のう工、水マット工、連続遮水壁による越水防止工）
　以上、計９種類の水防工法訓練が実施されました。

　空知建設業協会の水防隊は、上記水防工法のうち、「根固めブロック投入工」、「連続遮水壁による越水防止工」の２種類の水防工法訓練を行いました。

根固めブロック投入工

連続遮水壁による越水防止工

　途中、空知建設業協会中山会長を含む水防公開演習統監部役員（各市町村長、消防長、協力団体代表等）による水防工法の視察が行われました。

中山会長視察

　当日は水防工法訓練のほか、住宅浸水防止訓練、内水排除訓練、孤立者救助訓練、応急給食訓練が行われました。

　１１時３０分からは第２部として地震対策訓練が行われ、TEC-FORCE訓練、転落車両救助訓練、倒壊家屋救助訓練の３種類が実施されました。

　昨年３月に発生した東日本大震災を始めとし、ゲリラ豪雨や巨大台風など、２０１１年は自然災害による被害が甚大でありました。
　自然災害等による被害を少しでも緩和できるよう、常日頃から万一に備えることが重要であることを、今回の演習を通して参加者各位が再認識することが出来たと考えます。